イラスト|本と絵「それからはスープのことばかり考えて暮らした」

イラスト|本と絵
題名|「それからはスープのことばかり考えて暮らした」
作者|吉田篤弘
内容|路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。
   商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。
   アパートの屋根裏に住むマダム。
   隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。
   銀幕の女優に恋をした青年は時をこえてひとりの女性とめぐり会う―。
   いくつもの人生がとけあった「名前のないスープ」をめぐる、
   ささやかであたたかい物語。(文庫裏表紙より)
主人公の大里君が日々試行錯誤し、作ったスープとサンドイッチが食べたい!
文章から味を想像するって面白い。大人になるまでに色々なものを
食べているから、想像で知っている味を組み合わせて食べた気になっている。
物語の味を実現するレシピ本が時々出るけれど、実際に作る味と、
頭の中で創作した味は微妙に違うのだろうな。
絵はサンドイッチ(主人公がサンドイッチ屋さんで働くお話なので)と
迷ったけれど、スープを描きました。パンとスープって黄金の組み合わせ。。
ところで「茶色の紙袋に入っている食べ物」は全ておいしいんじゃないか。と
思ってしまうのはなぜでしょうね。