タイトルなし |
タイトルあり |
イラスト|本と絵
タイトル 羊と鋼の森
作者 宮下奈都
出版 文藝春秋
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
ピアノの調律に魅せられた一人の青年。
彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。
(文藝春秋HPより)
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どの道であれ、誰でもこれと決めた道に踏み込んだら一度は主人公のように
自分の技術の未熟さに悩んだり迷ったりと、あまり周りが見えていない状態に
なるんじゃないでしょうか。主人公がピアノの音色に向かうまっすぐな
気持ちの揺れがぎゅっと濃く書かれていて、読んでいて苦しくもあり、
彼の成長を見守りたい気持ちにもなりました。