イラスト|本と絵「ときどき旅に出るカフェ」

イラスト|本と絵
*「本と絵」とは…読書をして頭に浮かんだ絵を制作するシリーズです。
題名|「ときどき旅に出るカフェ」
作者|近藤史恵
内容|氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。そこを一人で切り盛りしているのは、かつての同僚・葛井円だった。海外の珍しいメニューを提供するカフェ・ルーズ。旅を感じられる素敵な空間をすっかり気に入った瑛子は足しげく通うようになる。会社で起こる小さな事件、日々の生活の中でもやもやすること、そして店主の円の秘密――不思議なことに世界の食べ物たちが解決のカギとなっていく。読めば心も満たされる“おいしい”連作短編集。(双葉社HPより)



































物語にでてくる、数種類の小さなお菓子とコーヒーをひとつのお皿にのせた
「カフェ・グルマン」というメニューをヒントに絵を制作。
最初は出てくるお菓子を忠実に描こうかとも思ったけれど、
読書後の楽しいふわふわっとした感じを優先させたら
カラフルな想像上のお菓子になった。
ホテルの朝ご飯がビュッフェだとわくわくする派なので、
こんなメニューがカフェにあったら頼んでしまうな。

もし続編が実現するのなら、カフェのオーナーの円が旅先でお菓子に出会う様子や、主人公の瑛子のその後を読んでみたい。独身でいることや、ソファの上に寝転んでテレビを観ることについて、幸せと同時に憂鬱さも感じている瑛子が、カフェに通うことで変わっていく、、という展開ではなく、変わっても、変わらなくても、自分ていいな。と思ってくれるお話になることを願う。